IT業界のメリットの一つが、身に付けたスキルを活かして独立開業をしやすいことです。
飲食店経営においては不動産の借入れが必要になることが多く、そうなれば一般的に数百万円の開業資金が必要になります。
これに対しIT関連の仕事は、自宅を事務所として使うことも可能です。そのため開業資金が100万円未満であっても、まったく問題なく開業できるケースが多いです。
初期費用を抑えることができれば、ローンの利用を避けられる側面もあります。金融機関からの借入れがなければ、借入金と利息を支払う必要はありません。
自分のペースで仕事をできることも、フリーランスの魅力です。
フリーランスの仕事においても納期は設定されますが、納期さえ厳守していれば作業時間をどのように設定しようと自分の自由です。起床時刻や作業時間、食事の時間などは、すべて自分で決定できます。さらに休日を決める権限も自分が持っており、例えば週に3日休むという働き方も可能です。
フリーランスという働き方は、会社勤務が向かない人に適しています。
企業に属していると上司の命令には従わなければなりません。有給休暇を取得したいものの会社が嫌な顔をする、残業をしたくないが命令には逆らえないなど、さまざまな不都合が発生してきます。
フリーランスの場合は自分が社長になるので、すべての権限は自分にあります。それに伴う責任はありますが、責任さえ果たせばあとは自由です。
会社に縛られることなく、自分のペースで仕事をしたい人にとって、フリーランスは魅力的な働き方でしょう。